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CPUの交換 マシンパワーを上げる目的で一部の機種はCPUの交換ができます。その場合のリスクについてお話します。CPUの交換はリスクが大きく、初心者にはお勧めできませんので、その場合はショップに依頼してください。すずきこうぼうではかなり交換しましたが、サードパーティー製のドーターボードタイプの物はすべてトラブりました。 |
CPU交換PCIバスのPowerMacはドーターボードによる交換、G3はキャリアタイプのCPUボードの交換、68LC040はソケットタイプなので、CPUその物の交換ができます。また、PowerMac8100などのようにPDSスロットに増設するタイプもあります。交換に関して下記のような注意点があります。 1 ドーターボードによる交換の場合、SCSIカードやビデオカードとの相性があります。純正のドーターボードの場合はそれほどトラブルがありませんが、サードパーティー製の物はかなりの確率で相性が問題になります。もし相性による問題が発生した時は下記のような事を試してみてください。 サードパーティー製の場合、ほとんど機能拡張やコントロールパネルにファイルを追加インストールします。この場合コンフリクトによるトラブルが起こりやすいです。この場合はビデオカード、CPUカードのコントロールパネルは同時に使用しなければ回避できる場合があります。機能拡張書類は外すとそのボードの機能その物をOFFにしてしまうため、ボード交換した意味が無くなってしまいます。例えばビデオカードの場合、QuickDrawアクセラレーション、G3のCPUカードはバックサイドキャッシュがマザーボードのバススピードと同じになってしまうなどです。コンフリクトの場合はほとんどがコントロールパネルですから、機能拡張は外さなくても大丈夫です。もし機能拡張のコンフリクトが発生してるようでしたら、そのボードの使用を諦めなくてはいけません。 2 メモリーの読み書きに失敗してフリーズする事が多い場合があります。この場合はメモリーのアクセス速度を確認する必要があります。DIMMやSIMMの場合、70ns以下のスピードの物は使用を出来るだけ避けてください。 もし70nsのメモリーと60nsのメモリーを混在している場合、メモリーバンク1には必ず60nsのメモリーを挿してください。 PowerMac7500〜9600ではメモリーインターリーブ機能によって高速アクセスができますが、この機能を使用しないようにメモリーバンクへ差し替えてください。 大容量のメモリーの場合、チップの数が少ない物を使うとトラブルが減る場合があります。32Mbitの物より64Mbitの物、64Mbitの物より128Mbitの物のように選択すると効果的です。 3 CPUやキャッシュの速度を落とせるCPUカードでしたら、速度を落としてみてください。特にマザーボードのバスクロックが一番影響し易いため、このバスクロックが落とせるようでしたら、まずこれを変更して見てください。 4 ドーターボードへ差し込む時に、必ず奥まで刺さっているか確認してください。ドーターボードは基板のパターンを見ると先にアースランドがあり、中途半端な差し込み方ですとプロセッサスロットがショートしてマザーボード、もしくは電源がオシャカになる可能性があります。 |