4. メモリー割当を変更する

さて、ファイル等の環境を整えたら、QuarkXPressを起動する前にメモリーの割当を増やしておきましょう。

QuarkXPressで作る物はたいがい印刷物、それもページ物が多いからほとんどの場合、デフォルトではメモリー割当が足りません。もちろん製作物によってメモリー消費量も大きく変わりますが、画像が小さくても数多く貼ったり、少なくても大きい画像を貼ったり、ページ数がかなり多かったり、文字数や書体数が多かったりとあらゆる要素でメモリー消費量は増えてきます。QuarkXPressを安定動作させたかったら、10MBぐらいは割り当てるようにしてください。

やり方はまず、1. QuarkXPress本体を選択する→2. ファイルメニューから情報を見るを選ぶ→3. 情報パレットの使用サイズを10000以上に変更する。
※この項目の単位はkB(キロバイト)なので、1024kB=1MBとなります。

なお、Photoshopなどの写真データをQuarkXPressに貼る場合、メモリー使用量は次のように増減します。
EPS保存の写真の場合、解像度はメモリー使用量に関係ありません。EPSの場合はプレビューデータがQuarkXPressに取り込まれますので、写真の数と大きさ(面積)によって左右されます。従って、縮小張り込みをしている場合でも100%で張り込んだ場合と同じメモリー消費量となります。
pict保存の写真の場合は実データがそのままQuarkXPressに取り込まれますので、写真の解像度によってもメモリー使用量が異なります。この場合、写真が保存してあるデータの大きさを見て、それ以上に大きくメモリーを割り当ててください。

Photo 9. デフォルト設定          Photo 10. 変更後の設定

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