Illustratorの文字アウトライン化 00.10 |
Illustratorで文字をアウトライン抽出をする時の注意点をあげます。 文字をアウトラインにする理由はいくつかありますが、主に文字の形を加工する、無い漢字を作字する、プリンターやイメージセッターにフォントがダウンロードされていないため、データを渡す相手がフォントを持っていないため、などですね。
このうちフォントが無いために気軽にアウトラインを取っているケースが結構多いと聞きましたが、あまりお勧めできません。 見出し程度の大きな文字で文字数も少ない場合は問題ありませんが、本文のように文字数が多いものをアウトライン化するのはデータ量が莫大になるだけでなく、小さなポイント数の場合、文字が太くなってフォントの形も違って見えます。この理由はフォントのラスタライズの方法の違いによるためです。 |
![]()
左図のようにフォントをそのままのデータでプリンターへ流すと、パス(ベクトルデータ)がドットの中間に掛かっている場合、プリンターのラスタライザーが最適な方法でドットを塗りつぶしてくれますので自然な太さのラインになります。
これに対してフォントをアウトライン化した場合は、左図のようにパスが乗っているドットは塗りつぶされるようになります。 |